タクシーの屋根に載っている行灯(あんどん)は、正式には「社名表示灯」と呼ばれる装備です。会社名を示す看板のように見えますが、空車かどうかを知らせる、正規のタクシーであることを示す、運賃の不正を防ぐ、車内の非常事態を外へ知らせるという4つの役割を担っています。
とくに赤い点滅によるSOS機能は、乗務員自身の安全に直結します。この記事では、タクシーの行灯の基本と歴史、4つの役割に加えて、ドライバーとして知っておきたい緊急時の使い方や点灯ルールの地域差、個人タクシーの行灯の違いまでを解説します。
- タクシーの行灯(社名表示灯)の基本と、防犯灯から始まった歴史
- 行灯が担う4つの役割と、赤い点滅(SOS)の仕組み・周囲の対応
- 点灯ルールの地域差や個人タクシーの行灯・星マークなど、ドライバーが押さえたい実務知識
1.タクシーの行灯(社名表示灯)とは?基本と歴史

行灯には、あまり知られていない正式な名称と、防犯のための設備として生まれた歴史があります。まずは呼び名の由来と、現在の形になるまでの成り立ちを確認しておきましょう。
正式名称は「社名表示灯」で、防犯灯とも呼ばれる
タクシーの屋根に設置されている表示灯は、正式には「社名表示灯」と呼ばれます。ぼんやりと光る様子が昔の照明具である行灯に似ていることから「あんどん」という通称が広まり、本来の用途から「防犯灯」と呼ばれることもあります。
同じ会社や同じ組合に所属するタクシーは、原則として同じデザインの行灯を載せています。そのため、行灯はどの事業者のタクシーかを示す「会社の顔」としての役割も持っています。
1954年に社名入りの防犯灯として考案された
行灯のルーツは、昭和20年代にタクシー強盗が多発したことを受けて取り付けられた、赤く点滅する防犯灯にあるとされています。その後1954年に、武内工業所の初代社長である武内金弥氏がこの防犯灯に社名を入れることを考案し、現在の社名表示灯の形につながりました。
つまり行灯は、看板として生まれたのではなく、乗務員の身を守るための設備から発展したものです。この成り立ちを知っておくと、次に解説するSOS機能の重要性も理解しやすくなります。
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2.タクシーに行灯を設置する4つの役割

行灯が担う役割は、大きく次の4つに整理できます。
| 役割 | 内容 | 主に役立つ相手 |
|---|---|---|
| 1. 営業状態を知らせる | 点灯・消灯で空車かどうかを遠くから伝える | 利用者 |
| 2. 正規のタクシーを示す | 許可を受けたタクシーであることを一目で示す | 利用者・社会全体 |
| 3. 運賃の不正を防ぐ | 営業状態が外から見えることで、メーター不使用などの不正を抑止する | 事業者・利用者 |
| 4. 非常事態を知らせる | 赤い点滅で車内の異常を外部へ伝える | 乗務員 |
1. 遠くからでも「空車」かどうかを利用者に知らせる
行灯の最も基本的な役割は、タクシーの営業状態を離れた場所からでも伝えることです。
たとえば東京都内のタクシーについては、国土交通省関東運輸局東京運輸支局の取扱いで、屋根の表示装置は夜間、空車時と無線待ち料金の適用時を除いて消灯することが定められています。そのため東京では、夜に行灯が点いていれば空車と判断できます。
ただし、点灯ルールは全国一律ではありません。流し営業が中心の都市部では空車時のみ点灯させるのが一般的な一方、乗り場での待機や配車が中心の地域では、実車中でも行灯を点けたままにしている場合があります。空車かどうかを確実に見分けたいときは、フロントガラス付近にある「空車」「割増」などの表示もあわせて確認すると安心です。
参考:国土交通省 関東運輸局|東京都内に配置するハイヤー・タクシー車両の表示等に関する取扱について
参考:Wikipedia|社名表示灯
2. 正規のタクシーであることを示し、白タクと区別する
運輸局が定めるタクシー車両の表示ルールでは、タクシーの屋根に「タクシー」「TAXI」や事業者名などを表示した表示灯を装着することが求められています。行灯は、国の許可を受けて営業しているタクシーであることを示す目印になり、無許可で有償運送を行う、いわゆる白タクとの区別にも役立ちます。
なお、2024年4月からは「日本版ライドシェア(自家用車活用事業)」も始まっています。タクシーが不足する一部の地域や時間帯に、タクシー事業者の管理のもとで自家用車と一般ドライバーを活用する制度です。この制度で使われる自家用車には行灯がなく、ライドシェア車両であることがフロントガラスなどに表示されます。行灯がない車両がすべて違法というわけではないため、利用時は車両の表示や配車アプリの情報で確認するとよいでしょう。
参考:国土交通省 関東運輸局|東京都内に配置するハイヤー・タクシー車両の表示等に関する取扱について・日本版ライドシェア、公共ライドシェア等について
参考:千葉県|自家用車活用事業(日本版ライドシェア)について
3. エントツ行為(運賃の着服)などの不正を防ぐ
タクシーの車内には、運賃メーターと連動して「空車」「割増」などを車外に表示する装置の装着が求められています。これに加えて、行灯の点灯・消灯でも営業状態が外から見えるため、メーターを入れずに乗客を乗せて運賃を着服する「エントツ行為」を起こしにくくなります。
営業状態が周囲から見えることは、事業者にとってはコンプライアンスの維持、乗務員にとっては公正に働いていることの証明にもつながります。
参考:国土交通省 関東運輸局|タクシー車両の表示等に関する取扱いについて(山梨運輸支局)
4. 車内の非常事態を外部へ知らせる
行灯には、車内で強盗などの非常事態が起きたときに赤く点滅させ、周囲に異常を知らせる機能があります。
通常の白い点灯とは明らかに異なる見た目になるため、周囲の人や近くを走るタクシーが気づきやすいのが特徴です。この機能の仕組みと、ドライバーとして押さえておきたいポイントは次の章で詳しく解説します。
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3.【ドライバー向け】行灯のSOS機能(赤い点滅)と緊急時の対応

ここでは、行灯を赤く点滅させる緊急ボタンの仕組みと、乗務前に確認しておきたいポイントを解説します。あわせて、赤い点滅を見かけた周囲の人がとるべき行動も紹介します。
運転席の緊急ボタンで行灯を赤く点滅させる
タクシーの運転席付近には、犯罪被害や体調不良などの不測の事態が起きたときに使う緊急ボタンが備えられています。ボタンを操作すると行灯が赤く点滅し、乗客に気づかれにくい形で車外に異常を伝えられます。
最近のタクシーでは、GPSで自車位置が無線センターに把握されており、緊急ボタンを使うと無線センターの画面上にも通知される仕組みを導入している会社があります。行灯の点滅は、周囲への合図と会社への通報を兼ねた仕組みの一部になっているといえます。
参考:WEB CARTOP|個人タクシーの行灯の形はどう決まる? など「タクシー行灯の疑問」
乗務前に確認しておきたい3つのポイント
緊急ボタンは、いざというときに迷わず操作できなければ意味がありません。車両や会社によって仕様が異なるため、乗務する前に次の点を確認しておくと安心です。
- 緊急ボタンの位置と操作方法(車両ごとに位置が異なる場合がある)
- ボタンを押した後に無線センターや会社がどう対応するか、自分は何をすべきか
- 誤って作動させた場合の解除方法と、会社・無線センターへの連絡手順
誤作動でも、周囲の人が110番通報することがあります。誤って作動させたときは速やかに解除し、会社のルールに沿って連絡しましょう。入社時の研修や車両の引き継ぎの際に、これらの点を確認しておくことをおすすめします。
赤い点滅を見かけたら110番通報を
行灯の赤い点滅は、車内で非常事態が起きている可能性を示すサインです。タクシー会社も、見かけた場合はすぐに110番通報するよう呼びかけています。
警視庁によると、110番通報では「何があったか」「何分前のことか」「場所」「被害や目撃の状況」「犯人の特徴や逃走方向」などを尋ねられます。行灯の点滅を見かけた場合は、次のような情報を落ち着いて伝えましょう。
- 行灯が赤く点滅しているタクシーを見かけたこと
- 見かけた場所と、何分前のことか
- タクシー会社名(行灯の表示)・車体の色・車種など、分かる範囲の車両の特徴
- 走行している道路と方向
ただし、無理に追いかけたり車内をのぞき込んだりするのは危険です。自身の安全を最優先にし、無理のない範囲で通報してください。ドライバー自身も、乗務中に他社のタクシーの点滅を見かけた場合に備えて、無線センターや警察への連絡方法を会社のルールで確認しておくとよいでしょう。
参考:日本交通|タクシーのアンドンが赤く点滅していたら110番通報を!
参考:警視庁|こんなときこそ110番
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4.ドライバーが押さえたい行灯の実務知識

行灯の扱い方は、地域のルールや会社の運用によって異なる部分があります。ここでは、乗務を始める前やほかの地域で働き始めるときに確認しておきたい実務上のポイントを解説します。
点灯・消灯のルールは営業区域の取扱いに従う
「2.タクシーに行灯を設置する4つの役割」で解説したとおり、行灯の点灯・消灯のルールは地域によって異なります。
他の地域から転職・転居してタクシーに乗務する場合は、以前の地域の感覚で判断せず、営業区域のルールと会社の運用を最初に確認しておきましょう。
参考:国土交通省 関東運輸局|東京都内に配置するハイヤー・タクシー車両の表示等に関する取扱について
参考:Wikipedia|社名表示灯
行灯は乗務員にとっても安全装備のひとつ
行灯は、利用者に空車を知らせる営業ツールであると同時に、乗務員の身を守る装備でもあります。
夜間は乗客と車内で二人きりになる時間が長く、トラブルが起きても外に助けを求めにくい状況になりがちです。防犯仕切り板やドライブレコーダーなどの設備とあわせて、行灯のSOS機能が正しく作動する状態かどうかを日常点検の中で意識しておくことが、安全に働き続けるための基本になります。
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防犯仕切り板やドライブレコーダーなど、安全対策への取り組みは会社によって差があります。以下の記事では、タクシー運転手がきついと言われる8つの理由と、ブラック企業の見分け方について詳しく解説しています。
5.個人タクシーの行灯の形と「星マーク」の意味

個人タクシーの行灯は、法人タクシーとは異なり、所属する組合によって形が決まっています。また、行灯に付いている星マークにも意味があります。ここでは、行灯の形の違いと星マークの仕組みを解説します。
「ちょうちん」と「でんでん虫」は所属する組合の違い
東京都内の個人タクシーでよく見かける行灯には、提灯の形をした「ちょうちん」と、かたつむりの形をした「でんでん虫」の2種類があります。
これは車両ごとの好みではなく、所属している組合の系統の違いによるものです。ちょうちんは「日個連」系、でんでん虫は「全個連」系の組合に加盟する個人タクシーが使用しています。
| 行灯の通称 | 系統(全国組織) | 東京都内の主な組合 | 車体色の特徴(東京都内) |
|---|---|---|---|
| ちょうちん | 日個連(日個連事業協同組合) | 日個連東京都営業協同組合 | ラインのない白系の単色が基本で、現在は黒色の車両も認められている |
| でんでん虫 | 全個連(全国個人タクシー事業連合会) | 東京都個人タクシー協同組合(東個協) | 白地に、赤で縁取られた青いラインが入り、現在は黒色の車両も認められている |
どちらの組合にも加盟せずに営業する個人タクシーは、独自の行灯を使用しています。
参考:日個連東京都営業協同組合|表示灯(ちょうちん)について
参考:WEB CARTOP|個人タクシーの行灯の形はどう決まる? など「タクシー行灯の疑問」
参考:Wikipedia|個人タクシー
参考:国税庁 法人番号公表サイト|日個連事業協同組合
参考:全大阪個人タクシー協同組合|全大阪個人タクシー協同組合とは
みつ星は「マスターズ制度」で認定された優良事業者の証
個人タクシーの行灯に付いている星マークは、全国個人タクシー協会の「マスターズ制度」による称号です。星の数は次の3段階に分かれています。
- ひとつ星
マスターを目指す宣言をした事業者 - ふたつ星
ひとつ星を1年間掲示した事業者 - みつ星(マスター)
ふたつ星を1年間掲示したうえで認定基準の審査に適合した事業者
認定基準には、全国の個人タクシーに共通する「基本認定基準」と、全国10ブロックの支部が地域の特性に合わせて細目を定める「地域認定基準」があります。基本認定基準は、業界外の有識者で構成する「マスター認定委員会」が公認したもので、ひとつ星からふたつ星、ふたつ星からマスターへ昇格するときの基準になります。
たとえば関東支部のマスター新規申請用の認定基準では、次の5つの区分ごとに適否が確認されます。マスターになった後も、毎年審査を受けて更新する仕組みです。
| 審査区分 | 主な確認内容 |
|---|---|
| 基本事項 | 道路運送法などの関係法規や所属団体の規約を守っているか、交通事故(責任事故)がないか |
| 安全運転 | 運転記録証明書で所定の期間に違反がないか、無事故の条件を満たしているか、適性診断や健康診断を規定どおり受けているか、車両の点検整備を励行しているか |
| 良質なタクシー・サービス | 乗降時のあいさつや忘れ物への配慮、車内の清潔さや服装、環境対策・防犯対策への配慮 |
| 多様なニーズへの対応 | 必要な技能の習得・向上や、接客マナーの向上に努めているか |
| 称号標(ステッカー)の適正表示 | 星マークの称号標を規程どおり正しく表示しているか |
運転の安全性だけでなく、健康管理や接客、防犯対策まで幅広く確認される点が特徴です。同協会関東支部によると、2026年9月1日時点で、関東支部管内では7,220人のマスター事業者が営業しています。
同支部が公表している都県別の事業者数をもとにすると、関東支部管内の個人タクシー事業者のおよそ3分の2がみつ星です。
一方で、ひとつ星・ふたつ星はマスターを目指している途中の段階を表しています。星の数が少ないことは、評価が低いことを意味するわけではありません。
参考:一般社団法人 全国個人タクシー協会|マスターズ制度
参考:一般社団法人 全国個人タクシー協会 関東支部|マスターズ制度
参考:一般社団法人 全国個人タクシー協会 関東支部|マスター認定基準(マスター新規申請用)
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マスターズ制度のように、安全運転や接客の質を大切にする優良企業は、法人タクシー会社にも数多く存在します。以下の記事では、2026年最新の年収データや会社選びのポイント、配車アプリで稼ぐコツまで詳しく解説しています。
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6.タクシー行灯に関する豆知識

最後に、ハイヤーとの違いや一般車両への装着の可否、珍しいデザインの行灯など、タクシーの行灯にまつわる豆知識を紹介します。
予約制で運行するハイヤーには行灯がない
同じ乗用の旅客運送でも、ハイヤーの屋根には行灯がありません。
ハイヤーは営業所などで予約を受けて運行し、路上で乗客を探す流し営業を行わないため、空車を外にアピールする必要がないからです。たとえば東京都内の取扱いでは、ハイヤーの車外表示は両前扉への事業者名などの表示とされており、タクシーのような表示灯の装着は求められていません。
参考:国土交通省 関東運輸局|東京都内に配置するハイヤー・タクシー車両の表示等に関する取扱について
一般車両にタクシーのような行灯を付けることは認められていない
自動車に取り付けられる灯火は、道路運送車両の保安基準第42条と、その具体的な基準を定める「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」第140条によって細かく制限されています。
たとえば、灯火の色(後方に表示する赤色・白色の制限など)や明るさ(多くの灯火は光度300cd以下)、点滅の可否などです。後方に白色を表示する灯火は原則として禁止されており、例外として認められているもののひとつが「一般乗用旅客自動車運送事業用自動車(タクシー)の社名表示灯」です。また、点滅する灯火も、旅客自動車運送事業用自動車の非常灯などの例外を除いて備えられません。
インターネット上では、中古の行灯が売買されていることもあります。ただし、手に入れた行灯を一般の自家用車に付けて走行すると、保安基準に適合しない状態になるおそれがあります。
参考:国土交通省|道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第140条(その他の灯火等の制限)
見つけると嬉しい「幸運の行灯」がある
一部のタクシー会社では、ごく少数の車両だけに特別なデザインの行灯を載せています。
よく知られているのが、京都のヤサカタクシーの「四つ葉のクローバー」の行灯や、東京の日本交通の「桜色」の行灯です。出会える確率が低いことから「幸運のタクシー」としてSNSなどでも話題になり、会社のブランディングにも役立っています。
参考:ヤサカタクシー|2021年10月8付 京都新聞朝刊に「ララピーの四つ葉タクシー」が取り上げられました
参考:東京新聞|わずか7台の奇跡「幸運のタクシー」どうしたら乗れる?出会うこつを日本交通に直撃
参考:ラジトピ(ラジオ関西トピックス)|出会えたらラッキー! SNSで話題「四つ葉タクシー」 客の見間違いで生まれた激レア車両とは一体?
7.タクシーの行灯に関するよくある質問

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行灯の色が前と後ろで違うタクシーがあるのはなぜですか?
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保安基準の告示では後方に表示する灯火の色に制限があり、低い位置で後方に橙色を表示する灯火や赤色の灯火は、方向指示器などの例外を除いて備えられません。そのため、会社のイメージカラーを前方に使い、後方は別の色にしている行灯があります。
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行灯を外して走っているタクシーを見かけることがあるのはなぜですか?
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運輸局の取扱いでは、冠婚葬祭で事前に予約があり、乗客から表示灯を外すよう求められた場合に限って省略できるとしている地域があります。ただし、タクシー業務適正化特別措置法の指定地域を除くなど、条件は地域によって異なります。また、個人タクシーやハイヤー兼用車の行灯は脱着できる構造になっていることが多いです。詳しい条件は、営業区域の運輸局の取扱いで確認してください。
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行灯の電球にはどのような種類がありますか?
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従来は白熱電球を数個使い、そのうち1個を非常時の赤い点滅用にする構造が一般的でした。近年は、長寿命化や消費電力の削減、夜間の見やすさ向上などを目的に、LEDを採用する事業者もあります。
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同じ会社やグループなのに、行灯の形や色が少し違うタクシーがあるのはなぜですか?
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同じグループでは行灯の形を共通にして、社名の表記だけを変えているのが一般的です。同じ地域で営業するグループ会社どうしを、ランプの色で見分けられるようにしている例もあります。また、小型車であることや割引などのサービス内容を示す表示灯を、行灯とは別に付けている場合もあります。
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行灯に広告が付いているタクシーがあるのはなぜですか?
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広告収入を得るため、縦長の形にした行灯の側面に広告を載せているタクシーがあります。行灯は走行中に多くの人の目に触れるため、広告媒体としても活用されています。
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お寿司やカステラの形をした行灯があるのは本当ですか?
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観光客の多い地方都市では、地域の名物の模型と組み合わせた行灯を載せて、旅行者の利用につなげようとするタクシー会社があります。石川県金沢市のお寿司、長崎市のカステラ、香川県琴平町のうどんなどが知られており、2018年にはこうした会社が集まって「日本ご当地タクシー協会」を発足させています。
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ご当地タクシーや幸運の行灯のように、会社ごとの工夫や個性は給与体系にも表れます。以下の記事では、タクシードライバーの4つの代表的な給与体系の特徴を解説していますので、あわせてご覧ください。
8.行灯の仕組みを理解して安全な乗務に活かそう
タクシーの行灯(社名表示灯)は、空車の表示、正規のタクシーであることの証明、運賃の不正防止、非常時のSOS発信という4つの役割を持つ装備です。点灯ルールには地域差があり、個人タクシーの行灯の形や星マークにもそれぞれ意味があります。
とくに赤い点滅によるSOS機能は、乗務員の安全を守るための仕組みです。これからタクシー業界で働く方も現役のドライバーも、緊急ボタンの位置や作動後の流れを事前に確認し、万一の際に落ち着いて使えるようにしておきましょう。
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