タクシードライバーの給与体系は、ほかの業界とは異なる特殊なケースが多く、企業によって様々なバリエーションがあります。
本記事では、タクシードライバーの代表的な4つの給与体系について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
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- タクシードライバーの4つの主な給与体系とその特徴
- 各給与体系のメリット・デメリットの比較
- 自分に合った給与体系を選ぶことの重要性
1.タクシードライバーの給与体系

タクシードライバーの給与体系は、ほかの業界と違う給与形態を採用していることが多くなっています。
基本的には歩合制が主流ですが、企業によっては歩合給と固定給を組み合わせるなど、様々なバリエーションがあります。
本記事では、タクシードライバーにおける4種類の給与体系の特徴と、どんな方に向いているのかを解説します。

① A型賃金(固定給+歩合給+各種手当+賞与)
A型賃金の特徴
A型賃金は、固定給と歩合給の両方が支給されるのが特徴です。売上により変動するものの、他の賃金体系よりも固定給の割合が高めの設定になっています。
また、勤続年数に準じて固定給が高くなる仕組みを取り入れている企業もあります。
ただし、企業によってはノルマが設定されていて、これを下回ると固定給が減額されることもあるので注意が必要です。
A型賃金では、固定給と歩合給の他に、賞与や各種手当てが支給されます。住宅手当や退職金など手厚い待遇となっていますが、近年ではA型賃金を採用するタクシー会社は減少傾向にあります。
A型賃金が向いている方
タクシードライバーの初心者には、A型賃金が適しているでしょう。
経験の浅いドライバーが完全歩合制の会社に就職すると、思うように売上を伸ばせず、収入が不安定になりがちです。
慣れないうちは効率的な走行ルートを知らなかったり、売上アップのノウハウを持っていなかったりするため、固定給の比重が大きいA型賃金の方が、安定的に収入を得られておすすめです。
また、毎月一定の収入を確保したい人にとっても、A型賃金は魅力的な選択肢となるでしょう。
② B型賃金(完全歩合制)
B型賃金の特徴
B型賃金は完全歩合制のシンプルな賃金体系です。稼いだ分だけが給与に反映されるので、売上から諸経費を差し引いて、歩合率をかけたものが収入となります。
歩合率は企業ごとに異なりますが、総売上の50〜60%というところが多い傾向です。頑張った分がそのまま給与に反映されます。
ただし、売上が減った場合は収入も減ってしまうリスクがあります。
法令によって最低賃金は保証されているので給与がゼロになることはありませんが、売上への依存度が高いのが特徴です。
B型賃金がむいている方
B型賃金は、売上アップのコツを心得ているベテランドライバーに向いています。
自分の努力が正当に評価され、収入に反映されることを望む人にもフィットするでしょう。
また、収入が減少した場合でも生活に支障をきたさないよう、日頃から計画的にお金を管理できる人にも適しています。
しかし、タクシー業界の諸経費は景気動向や燃料価格の上昇など、外部要因の影響を受けやすいことに注意が必要です。
③ AB型賃金(A型とB型のいいとこどり)
AB型賃金の特徴
AB型賃金は、A型とB型の中間的な給与体系です。固定給と歩合給のバランスが取れているのが特徴で、売上に連動しつつも一定の収入は安定して得られます。
歩合率はB型と同様に50〜60%程度ですが、歩合の一部が賞与として積み立てられる点が異なります。
積立額は売上の10%前後のケースが多く、これが年2〜3回の賞与として支給されます。
頑張りが給与に反映されつつ、ある程度収入が安定するため、最近ではAB型を導入する企業が増えています。歩合の積立も将来に備えた貯蓄になるので、賞与が出るのも魅力の一つです。
AB型賃金が向いている方
AB型賃金は、節約が得意でない人におすすめです。
歩合の一部が賞与として積み立てられるシステムにより、毎月の給与のほとんどを使い切ってしまい、なかなか貯金ができないという人でも、自然と蓄財ができるようになります。
また、自分の頑張りがきちんと評価され、収入に反映されることを望みつつ、ある程度安定的な収入も確保したいという人にも、AB型賃金は適した選択肢と言えるでしょう。
④ C型賃金(完全歩合制・リース方式)
C型賃金の特徴
C型賃金は、完全歩合制の中でも特殊な賃金体系です。個人タクシーに近い働き方で、自分で車を用意する必要があることから「リース方式」とも呼ばれています。
営業収入の全てがドライバーの取り分となる代わりに、タクシー会社に定額の管理費を支払います。つまり、売上から管理費や燃料代などの経費を差し引いた残額が収入になるのが特徴です。
歩合率は設定されない代わりに、出勤時間や休みを自由に決められるメリットがあります。その分、車の維持費やメンテナンス費用は自己負担となるので、経費管理が重要になります。
企業に納める管理費は固定のため、売上がゼロでも支払わなければなりません。収支のバランス次第では、マイナス収支になるリスクもあるのがC型賃金の注意点です。
C型賃金が向いている方
C型賃金は、担当エリアの地理に詳しいベテランのタクシードライバーに適しています。また、勤務時間やお休みを自分の裁量で決めたい人や、できる限り高収入を目指したい人にもおすすめです。
C型賃金の場合、ドライバーの売上がゼロであっても、管理費の支払いは必要なので、タクシー会社側に損失は発生しません。
そのため、ドライバーは売上ノルマや拘束時間を設定されることなく、労働時間や休日、収入などを自分の意思で自由にコントロールできます。
ただし、個人事業主のようなスタンスで働く必要があるため、安定的な収入を得るには、自己管理能力が求大切です。
2.タクシードライバーの年収と働き方

タクシードライバーの年収
厚生労働省 「賃金構造基本統計調査」によると、タクシードライバーの平均年収は約280万円です。
タクシードライバーにはシニア層も多く、収入を抑えて年金をもらいながら働いている人もいるため、平均年収はそこまで高くない結果となっています。
ただし、これまで紹介した給与体系や個人の頑張りによって、年収には差が出やすいのもタクシードライバーの特徴です。
売上に連動する歩合制が主流なので、モチベーション次第では平均よりもかなり高い年収を得ることも可能です。
タクシードライバーの働き方
タクシードライバーの1日の平均労働時間は約9時間です。ただし、勤務体系は会社によって異なります。
例えば、隔日勤務で1日おきに長時間働くケースや、夜勤専門のドライバーとして夕方から翌朝まで働くケースなどもあります。
休日は週休2日が一般的ですが、これも会社によって違いがあります。タクシー業界は交代制シフトが基本なので、平日が休みになることも少なくありません。
自分の生活スタイルに合った働き方ができるのも、タクシードライバーの魅力の一つです。
モチベーションを高く保ちつつ、プライベートとの両立を図ることが、年収アップと長く働き続けるコツと言えるでしょう。
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3.タクシードライバー収入アップ3つのコツ
タクシードライバーが収入アップを目指すには、より多くのお客様を乗せて効率的に売上を上げることが欠かせません。
ここでは、そのためのコツをいくつか紹介します。
コツ①天候や時間帯によって待機場所を工夫
乗客を見つけやすい待機場所として定番なのが、駅前です。ただし、天候や時間帯によって需要が高まるポイントは変わります。
例えば平日の朝は駅前、夜は飲食店街の近くが狙い目。雨の日はイベント会場よりもオフィス街にニーズが集中します。
イベント開催日は会場周辺が良いでしょう。このように、その時々で乗客の動向を予測し、待機場所を工夫することが大切です。
コツ②近道や空いている道を調べる
1人でも多くの乗客を乗せるには、目的地まで渋滞に巻き込まれず、スムーズに到着できることが重要です。そのため、普段から近道や空いている道をリサーチしておきましょう。
曜日や時間帯によって混雑ポイントは変わります。行く先々で最短ルートを頭に入れておくと、スムーズな運行でお客様の信頼を得られるでしょう。
移動時間を短縮できれば、その分多くの乗客を運べるので、売上アップに直結します。
夜間の長距離利用者を探す
売上アップのカギは、単価の高い長距離利用者をいかに取り込むかにあります。特に深夜や早朝など公共交通機関が乏しい時間帯は、長距離利用のニーズが高まります。
終電後の繁華街やオフィス街の最寄り駅、飲み屋街の近くなどは深夜の長距離利用が見込めるエリア。
いつもより遠くまで乗車したいお客さんをしっかりとキャッチすることが、売上アップのコツといえるでしょう。
日中なら、病院の付添いや、駅から離れた観光地までの長距離利用なども狙い目。利用客のニーズを踏まえて積極的に営業していきたいものです。
4.自分にあう給与体系を見つけよう!

タクシードライバーの給与体系には、大きく分けてA型、B型、AB型、C型の4種類があり、どの体系で働くかによって、その人のライフスタイルや収入面で大きな違いが出てきます。
「安定収入を重視したい」「歩合制で頑張った分だけ稼ぎたい」「自由な働き方がしたい」など、人によって仕事に求めるものは異なります。まずは自分にとって最適な働き方をイメージすることが大切です。
どんな給与体系であっても、お客様満足度の高いサービスを心掛け、効率的な働き方を工夫することが、売上アップとキャリア形成には大切です。
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