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運送業の年収は全産業より低い?ドライバー平均508万円と稼げる職種

運送業の年収は、全産業平均よりやや低い水準です。厚生労働省の統計では、運輸業・郵便業の月の所定内給与は全産業より約2.8万円低くなっています。

一方、全日本トラック協会の最新調査では、男性トラックドライバーの平均年収は約508万円(前年比4.8%増)。大型やけん引の免許があれば、500万円台後半も現実的なラインです。

本記事では、最新の公的統計をもとに、運送業の年収相場と年収を上げる方法を解説します。

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この記事を読んでわかること
  • 運送業の平均年収と、全産業との差(2026年最新の公的統計)
  • 年齢・車種・職種・地域別の年収相場と手取りの目安
  • 年収を上げるための具体的な方法と、伸びている企業の特徴
目次

1.運送業の平均年収は?

運送業の平均年収は?

運送業の年収は全産業平均を下回りますが、トラックドライバーは2年連続で上昇しています。業界全体の水準と、ドライバーに絞った水準を分けて見ていきましょう。

運送業の平均年収と全産業との比較

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、運輸業・郵便業の月の所定内給与(残業代や賞与を除く基本的な給与)は31.27万円です。全産業平均の34.06万円より、月に約2.8万円低い水準です。

区分所定内給与(月額)全産業との差
全産業平均34.06万円―
運輸業・郵便業31.27万円月 約2.8万円低い(年 約33万円)
※所定内給与は、残業代・賞与を除いた毎月の給与です。一般労働者(フルタイム)の値。
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」

ただし、運輸業・郵便業には鉄道・倉庫・郵便なども含まれます。運送会社のドライバーに絞った統計では、次のとおり差はもう少し小さくなります。

区分全産業平均(年収)トラックドライバー(年収)
男性約611万円約508万円
女性約437万円約414万円
※全産業平均は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与」、トラックドライバーは「賃金+年間賞与の1ヵ月平均額×12」でカラフルキャリアタイムズ編集部が試算。調査が異なるため、目安としてご覧ください。
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」

トラックドライバーの平均年収は約508万円

全日本トラック協会の2025年度版調査によると、男性ドライバーの平均年収は約508万円、女性ドライバーは約414万円です(いずれも賞与を含む年換算)。

男性ドライバーの月額(賃金+賞与)は42.3万円で、前年比4.8%増でした。2024年問題をきっかけに運賃の見直しが進み、賃上げにつながっています。

ただし、運送業は拘束時間が長い業界です。国土交通省の調査では、トラックドライバーの1運行あたりの平均拘束時間は10時間13分。年収だけでなく、休日数と残業時間もセットで比べてください。

参照
全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」第3表
国土交通省「トラックドライバーの1運行当たりの平均拘束時間に関する調査結果の公表」

手取りにするといくら?年収別の早見表

平均年収508万円の場合、手取りは約395万円が目安です。

年収ごとの手取り目安は次のとおりです。

年収(額面)手取り年収の目安月あたりの手取り目安
400万円約317万円約26万円
450万円約354万円約30万円
500万円約390万円約33万円
550万円約426万円約36万円
600万円約462万円約39万円
※独身・扶養なし・40歳未満の会社員を想定し、社会保険料(約14.75%)と所得税・住民税を差し引いた編集部の概算です。月あたりは賞与を含めて12等分した値。家族構成や住んでいる地域で変わります。

求人票の「月給」は額面です。生活費の見通しを立てるときは、上の手取り目安で考えると失敗しにくくなります。

2.【属性別】運送業の年収相場

【属性別】運送業の年収相場

運送業の年収は、年齢・車種・職種・地域・会社の規模で100万円以上変わります。

自分の条件に近い数字を確認しましょう。

年齢別:50代の約530万円がピーク

男性ドライバーの年収は20代で約449万円、30代で約501万円と上がり、50代の約530万円でピークを迎えます。下がり幅が大きいのは60歳ではなく、65歳を境にした部分です。

年齢区分男性ドライバー女性ドライバー
20歳未満約324万円約390万円
20〜29歳約449万円約409万円
30〜39歳約501万円約392万円
40〜49歳約529万円約410万円
50〜59歳約530万円約431万円
60〜64歳約461万円約374万円
65歳以上約355万円約313万円
全年齢平均約508万円約414万円
※「賃金+年間賞与の1ヵ月平均額」を12倍した編集部の試算。女性はサンプル数が限られるため参考値です。
出典:全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」第7表

車種別:けん引は中型より約122万円高い

最も高いのはけん引の約578万円、次いで大型の約529万円です。中型との差は大型で約73万円、けん引で約122万円あり、上位免許が年収に直結していることがわかります。

車種年収目安(男性・賞与含む)中型との差
けん引約578万円+約122万円
大型約529万円+約73万円
準中型約489万円+約33万円
普通約486万円+約30万円
中型約456万円―
出典:全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」第3表(編集部試算)

2024年4月からの時間外労働規制で、「長時間働いて稼ぐ」から「スキルと免許で稼ぐ」への移行が進んでいます。

職種別:ドライバー以外の職種も500万円前後

運送会社にはドライバー以外の仕事もあります。全ト協の調査では、男性の事務員(配車・総務などを含む)が約590万円と、運転者より高い結果でした。

職種(男性)年収目安(賞与含む)平均年齢
事務員約590万円48.0歳
運転者(平均)約508万円50.0歳
整備・技能員約499万円50.5歳
荷扱手約468万円46.5歳
出典:全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」第3表(編集部試算)

営業所長などの管理職は統計がないため、求人票で個別に確認してください。管理職を目指すルートは5章で紹介します。

地域別:近畿・関東が高く、東北・沖縄は400万円台前半

男性ドライバーの年収を地域別に見ると、近畿の約559万円が最も高く、関東の約530万円が続きます。最も低い東北とは約150万円の差があります。

地域男性ドライバーの年収目安
近畿約559万円
関東約530万円
北海道約515万円
中部約502万円
北陸信越約492万円
九州約488万円
四国約477万円
中国約461万円
沖縄約416万円
東北約408万円
※地域は地方運輸局の区分。北海道は前年調査(約415万円)から大きく上がっており、回答事業者の入れ替わりの影響も考えられます。
出典:全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」第4表(編集部試算)

企業規模別:大手と中小で待遇に差がある

運送業の年収は、会社の規模でも大きく変わります。厚生労働省の統計でも、運輸業は中小事業者の比率が高く、それが業界全体の賃金を押し下げる要因と指摘されています。

参考までに、EDINETに有価証券報告書を出している陸運業の上場企業の平均年収は約717万円です。総合職を含む数字なので単純比較はできませんが、トラックドライバー平均の約508万円とは200万円以上の開きがあります。

大手運送会社のドライバー年収は、口コミベースで次のとおりです。

会社名ドライバー年収目安特徴
ヤマト運輸400万〜850万円扶養手当などの福利厚生が手厚い
佐川急便450万〜1,000万円歩合の比率が高く、稼げる環境
日本通運450万〜750万円陸運系最大手として賞与・昇給が安定
福山通運400万〜650万円長距離輸送に強み
西濃運輸400万〜700万円休日数が多く、ワークライフバランス重視
※OpenWorkに投稿された回答をもとにした参考値で、企業の公式数値ではありません。
ヤマト運輸|openwork
佐川急便|openwork
日本通運|openwork
福山通運|openwork
西濃運輸|openwork

年収以外の待遇でも差が出ます。大手は退職金制度、免許取得支援、研修制度が整っていることが多い一方、中小は福利厚生が限られる場合があります。

ただし中小企業でも、荷主と直接取引している会社や、特定の分野に強い会社は大手並みの待遇を出していることがあります。政府の「標準的な運賃」の告示で、中小でも運賃交渉がしやすい環境が整いつつあります。

参照
LOGISTICS TODAY「運輸・郵便業の賃金2.6%改善、全産業平均下回る」
J-LiC「陸運業の上場企業平均年収ランキング」

▼あわせて読みたい

運送業、特にトラックドライバーの給与体系は独特で、基本給に加えて歩合給や各種手当が重要な要素となります。詳しい給与相場や年代別・地域別の収入データについては、以下の記事で徹底解説しています。

トラックドライバーの年収|職種・地域・年代別の給与相場を解説
トラックドライバーの年収|職種・地域・年代別の給与相場を解説
トラックドライバーの年収を男女別・年代別・地域別に紹介。必要な免許、仕事内容、給付金制度まで転職に必要な情報を完全解説。
https://colorful-career.jp/media/contents/truck-driver-annual-income/

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3.運送業の年収を構成する給与体系

運送業の年収を構成する給与体系

男性ドライバーの月給37.5万円のうち、約4割は歩合給や残業代などの「変動給」です。運送業の給与は、働き方で大きく変わる仕組みになっています。

固定給と変動給の内訳

全ト協の調査では、男性ドライバーの月給は固定給が21.9万円(58.4%)、変動給が15.6万円(41.6%)です。

固定給には基本給のほか、家族手当・住宅手当などの毎月決まった手当が含まれます。

項目月額(男性ドライバー平均)内容
固定給21.9万円基本給、家族手当、住宅手当、通勤手当など
歩合給6.5万円運行手当(長距離手当を含む)、奨励給など
時間外手当7.9万円残業、早出、深夜、休日出勤の手当
その他1.2万円無事故手当、精皆勤手当など
合計37.5万円このほかに賞与(年 約58万円)
出典:全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」第5表・第6表

変動給の比率が最も高いのは大型ドライバーの46.1%です。長距離の運行手当や残業代が多い分、繁忙期と閑散期で月収の差が出やすくなります。

転職先を比べるときは、月給の総額だけでなく固定給がいくらかを必ず確認してください。固定給が高い会社は、残業が減っても収入が下がりにくく、賞与や退職金の計算ベースも高くなります。

残業手当・深夜手当の割増率

残業代は法律で割増率が決まっています。運送業は残業が多いため、月60時間を超えた分は50%増しになる点も押さえておきましょう(2023年4月から中小企業にも適用)。

働き方割増率時給1,500円の場合
時間外労働(月60時間まで)25%以上1,875円
時間外労働(月60時間超)50%以上2,250円
深夜労働(22時〜翌5時)25%以上1,875円
時間外+深夜(月60時間まで)50%以上2,250円
時間外+深夜(月60時間超)75%以上2,625円
出典:労働基準法第37条

固定残業代(みなし残業代)を採用している会社では、一定時間分の残業代があらかじめ月給に含まれています。求人票で「何時間分か」「超えた分は別途支給か」を確認しましょう。

賞与の相場

男性ドライバーの賞与は年間約58万円です。車種別では、けん引が約69万円、大型が約55万円でした。

一方、男性事務員は年間約112万円と、ドライバーの約2倍です。ドライバーは月給に歩合や残業代が厚く乗る分、賞与は控えめな会社が多いといえます。

2024年問題以降は賃上げの流れが続いており、2026年の春闘では交通運輸分野で4.05%の賃上げが回答されました。賞与の実績は、求人票や面接で「前年度実績で何か月分か」を聞いて確認しましょう。

参照
全日本トラック協会「2025年度版 トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」第5表
LOGISTICS TODAY「運輸で賃上げ4%台、高水準も前年割れ傾向」

4.【参考】陸運系上場企業の平均年収ランキングTOP10

陸運系の上場企業で平均年収が最も高いのは、ヤマトホールディングスの1,248万円です。

ここでは、トラック運送・物流を主力とする上場企業を、有価証券報告書の平均年収で並べました(鉄道・バスなど旅客系は除外)。

順位会社名平均年収主な事業・グループ会社
1ヤマトホールディングス1,248万円ヤマト運輸(宅急便)の持株会社
2NIPPON EXPRESSホールディングス833万円日本通運の持株会社
3センコーグループホールディングス816万円センコーなど総合物流
4カンダホールディングス797万円首都圏中心の物流グループ
5SGホールディングス786万円佐川急便の持株会社
6AZ-COM丸和ホールディングス753万円EC・食品物流
7ロジネットジャパン730万円北海道を地盤とする物流グループ
7山九730万円港湾・プラント・物流
9日本石油輸送715万円石油・高圧ガスなどの輸送
10セイノーホールディングス711万円西濃運輸の持株会社
※各社の有価証券報告書「従業員の状況」に記載された提出会社(単体)の平均年間給与。持株会社は本社の管理部門を中心とした少人数の数字で、現場ドライバーの給与水準を示すものではありません。
出典:J-LiC「陸運業の上場企業平均年収ランキング」(EDINET開示資料の集計)

上位の多くは持株会社です。持株会社の社員は、グループ全体の経営企画や管理部門を担う少人数のため、平均年収が高く出ます。

ヤマト運輸や佐川急便のドライバーとして入社した場合の年収は、2章の大手5社の表を参考にしてください。

それでも、このランキングは「運送業で稼げる上限がどのあたりか」を知る目安になります。荷主と直接取引できる規模の会社ほど運賃の取り分が大きく、待遇にも余裕が出やすいのが運送業の特徴です。

海運は平均1,000万円超の会社も

陸運以外に目を向けると、海運大手はさらに高い水準です。有価証券報告書ベースの平均年収は、商船三井が1,659万円、日本郵船が1,554万円、川崎汽船が1,450万円です。

いずれも総合職や船員を含む数字で、トラックドライバーとは仕事内容も採用ルートも異なります。

参照:J-LiC「陸運業の上場企業平均年収ランキング」「運輸・物流業の上場企業平均年収ランキング」

▼ドライバー職の年収で比べたい方は以下の記事をご覧ください。

ドライバー年収ランキング!稼げる会社TOP3と転職成功のコツ
ドライバー年収ランキング!稼げる会社TOP3と転職成功のコツ
本記事では、「2024年問題」を経て変化した最新データをもとに、本当に稼げる職種・企業をランキング形式で紹介します。あわせて、転職で失敗しないための「ホワイト企業求人の見極め方」も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
https://colorful-career.jp/media/contents/driver-ranking/

5.運送業で年収を上げるための5つの方法

運送業で年収を上げるための5つの方法

運送業で年収を上げる近道は、上位免許の取得と、待遇の良い会社への転職です。

ここでは5つの方法を、効果の大きい順に紹介します。

①大型・けん引免許を取る

大型ドライバーの年収は約529万円で、中型の約456万円より約73万円高い水準です。けん引免許まで取ると約578万円になり、中型との差は約122万円に広がります。

免許の取得には数十万円の費用と数か月の時間がかかります。ただ、多くの大手企業は免許取得支援制度を設けており、一定期間の勤務を条件に費用を補助してくれます。

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大型免許の取得は、運送業界で確実に年収をアップさせる方法の一つです。大型トラックドライバーの詳しい給与事情や、年収600万円以上を実現するための具体的な戦略について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

大型トラックドライバーの年収事情|給与比較、収入アップのコツ
大型トラックドライバーの年収事情|給与比較、収入アップのコツ
大型トラックドライバーの魅力を徹底解説!仕事内容から、気になる年収や給料アップの方法、そして働くメリットまで幅広く紹介します!
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②長距離・運行手当の多い仕事を選ぶ

長距離輸送は、運行手当や深夜手当が加わるため、地場配送より月収が高くなりやすい仕事です。

全ト協の調査でも、大型ドライバーの運行手当(長距離手当を含む)は月平均6.8万円と、ドライバー平均の5.4万円を上回っています。

その分、拘束時間が長く、家に帰れない日もあります。家族との時間や体力とのバランスで選びましょう。

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長距離ドライバーは、深夜運転手当や泊まり勤務手当により、通常の配送ドライバーと比べて高い収入が期待できます。長距離ドライバーの詳しい給与体系や業界動向、さらなる収入アップの具体的方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

長距離ドライバーの年収|統計と業界動向から給料アップまで解説
長距離ドライバーの年収|統計と業界動向から給料アップまで解説
長距離トラック運転手の仕事内容や給与事情、働き方改革の影響など、知られざる実態に迫ります。人手不足の今だからこそ、転職のチャンス?
https://colorful-career.jp/media/contents/long-distance-driver-annual-income/

③運行管理者などマネジメント職を目指す

現場経験を積んだあと、運行管理者や営業所長などの管理職に進むルートもあります。

全ト協の調査では、配車・総務などを担う男性事務員の年収は約590万円で、ドライバー平均より約80万円高い結果でした。

運行管理者は、事業用自動車の安全運行を管理する国家資格です。実務経験がなくても、基礎講習を受ければ受験できます。管理職の年収は会社による差が大きいため、求人票で役職手当の額を確認してください。

④業務の幅を広げる資格を取る

次の資格があると、担当できる荷物や仕事が増え、資格手当や昇給につながりやすくなります。

  • フォークリフト運転技能者
  • 危険物取扱者(乙種第4類など)
  • 高圧ガス移動監視者
  • 運行管理者(貨物)
  • 玉掛け・小型移動式クレーン(ユニック車の作業に必要)

多くの企業が資格取得支援制度を設けています。まずは今の勤務先で使える制度がないか確認しましょう。

⑤待遇の良い会社に転職する

最も早く年収が上がるのは、待遇の良い会社への転職です。

2章で見たとおり、同じドライバーでも地域や会社の規模で100万円以上の差があります。

転職先を選ぶときは、次の4点を確認しましょう。

  • 固定給の額(残業が減っても収入が下がりにくいか)
  • 賞与の前年度実績(何か月分か)
  • 年間休日数と月の平均残業時間
  • 荷主と直接取引しているか(元請けか下請けか)

年収アップの近道は、免許や経験を活かせる会社選びです

  • 今の免許で稼げる仕事が分かる:大型・けん引・危険物など、持っている資格を活かせる求人をご紹介します
  • 免許の取得支援がある会社も:大型やけん引の免許を、会社の支援で取れる求人もあります
  • 固定給や賞与で比べられる:月給の内訳や賞与の実績、休日など、求人票だけでは分かりにくい条件もお伝えします
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※制度の内容や在籍期間などの条件は会社によって異なります

6.運送業で年収1,000万円は可能?

運送業で年収1,000万円は可能?

運送業で年収1,000万円に届く人は一部ですが、ルートはあります。

主なルートは次の3つです。

特殊・大型ドライバー

大型×けん引×危険物の資格を組み合わせ、タンクローリーや長距離の特殊輸送で手当を積み上げる

管理職への昇進

運行管理者の資格を取り、営業所の運営を任される立場になる

独立・法人化

自ら荷主を開拓し、運送会社を経営する(インボイス制度以降、下請けの個人事業主は厳しくなっているため、法人化を見据えた経営力が必要)

公的データをもとにした実態や、具体的な稼ぎ方は次の記事で詳しく解説しています。

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こちらの記事では、国土交通省などの公的データをもとに、トラック運転手の収入実態を客観的に解説します。「実際に、運送業で年収1,000万円は可能なの?」という多くの方が気になる疑問にお答えします。

トラック運転手で年収1000万円は可能?給与の実態と稼ぎ方を解説
トラック運転手で年収1,000万円は可能?給与の実態を解説
トラック運転手の収入アップには、いくつかの効果的な方法があります。実践可能な具体的な施策を紹介します。
https://colorful-career.jp/media/contents/truck-driver-annual-income-10-million-yen/

7.運送業の年収は今後上がる?

運送業の年収は今後上がる?

運送業の年収は、今後も上がる可能性が高いと考えられます。理由は、ドライバー不足が続くなかで、運賃の見直しと賃上げが進んでいるためです。

働き方改革で「長時間労働で稼ぐ」時代は終わった

2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働は年960時間が上限になりました。以前のように長時間働いて稼ぐことは難しくなった一方、基本給の見直しや手当の増額を進める会社が増えています。

全ト協の調査でも、男性ドライバーの月額(賃金+賞与)は前年比4.8%増でした。2026年の春闘でも、交通運輸分野で4%台の賃上げが続いています。

参照:厚生労働省「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」

ドライバー不足が待遇改善の追い風に

野村総合研究所の推計では、2030年にトラックドライバーは36%不足し、輸送コストは34%上昇すると予測されています。

人が足りなければ、荷主は運賃を上げざるを得ず、それがドライバーの賃金に回ります。未経験者向けの研修や免許取得支援を充実させる会社も増えており、これから運送業に入る人にとっては追い風です。

参照:野村総合研究所「2024年以降も深刻化する物流危機」

伸びている分野

冷凍・冷蔵食品の配送、医薬品や危険物の輸送、EC拡大にともなうラストワンマイル配送は、需要が伸びている分野です。

専門の資格や経験が求められる分、手当が付きやすく、長く稼げるキャリアにつながります。

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8.運送業の年収に関するよくある質問

運送業の年収に関するよくある質問

ここでは、運送業界への転職やキャリアアップを検討する際に、多くの方が抱く疑問について回答します。

Q.運送業の年収は低いのですか?

A.業界全体では全産業平均より低めですが、ドライバーの年収は上がっています。

運輸業・郵便業の月の所定内給与は、全産業より約2.8万円低い水準です。一方、男性トラックドライバーの平均年収は約508万円で、けん引ドライバーなら約578万円と、全産業平均に近い水準も狙えます。

Q.運送業の手取りはいくらですか?

A.平均年収508万円の場合、手取りは年約395万円、月約33万円が目安です。

独身・扶養なしの場合の概算です。年収別の手取りは1章の早見表をご覧ください。

Q.未経験からでも年収500万円以上は可能ですか?

A.可能です。

普通免許のみの地場配送では400万円前後からのスタートが一般的です。入社後に免許取得支援制度で大型免許を取ったり、長距離や夜間の運行を担当したりすることで、500万円を超えるケースは珍しくありません。

統計上も、30代の男性ドライバー平均は約501万円です。経験と免許を積み上げれば、500万円は十分に現実的なラインです。

Q.「2024年問題」でドライバーの給料は下がりましたか?

A.全体では上がっています。

労働時間の上限規制で、長時間の残業で稼いでいた人の額面が一時的に下がるケースはありました。しかし全ト協の調査では、男性ドライバーの月額(賃金+賞与)は前年比4.8%増です。残業が減っても収入を保てるよう、基本給を上げている会社を選ぶことが大切です。

Q.女性でも運送業で稼げますか?

A.稼げます。

女性ドライバーの平均年収は約414万円で、大型の女性ドライバーは約452万円です。パワーゲート付きの車両が増え、体力面の負担も軽くなっています。女性の採用に力を入れる会社では、更衣室やトイレなどの設備も整いつつあります。

Q.年収1,000万円を目指すのに効率的な資格は何ですか?

A.大型免許+けん引免許+危険物取扱者(乙種第4類)の組み合わせがおすすめです。

タンクローリーなどの特殊輸送ができるようになり、手当で年収のベースが上がります。将来、現場を離れても高い年収を保ちたい場合は、国家資格の運行管理者も目指しましょう。

9.まとめ|運送業の年収は「免許」と「会社選び」で変わる

運送業の年収は、業界全体では全産業平均を下回ります。ただし男性トラックドライバーの平均は約508万円で、前年比4.8%増と上昇が続いています。

年収を上げる道筋ははっきりしています。上位免許の取得(中型から大型で約73万円、けん引で約122万円の差)、伸びている分野での経験、そして運行管理者などの管理職へのステップアップです。

拘束時間が長い業界でもあるため、転職先は年収だけでなく、固定給・休日数・残業時間をセットで比べてください。自分がどのルートで年収を上げるのかを決めることが、最初の一歩です。

年収を上げたい方は、まずはご相談ください

「大型に乗って稼ぎたい」「今の会社より給料を上げたい」「未経験から年収500万円を目指したい」など、希望をお聞きしたうえで求人をご紹介します。まだ転職するか決めていない方も、お気軽にご相談ください。

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